2019年5月から10月にかけて行われた世論調査によると、台湾の対米感情が向上した。日本人の85%が、中国を「好ましくない」で世界最多だった。写真は、サッカーの国際試合を観戦する男の子、参考写真(Getty Images)

台湾の「台湾人」自認が過去最高 日本人85%は中国「好ましくない」世界最多=調査 

米世論調査大手ピュー・リサーチ・センターは5月12日、台湾で初めて行われた世論調査結果を発表した。それによると、蔡英文政権下の台湾において、米国と中国に対する考えでは、米国を肯定的に捉える動きが高まってる。台湾と米国の経済関係の緊密化については「支持する」が85%と高く、「支持しない」は11%にとどまった。 政治的に緊密な関係を築く上でも、80%が米国との関係強化を支持している。

いっぽう、共産党政権の中国との関係では、36%が緊密化を「支持する」としたが、60%が「支持しない」と答えた。

調査は、2020年2月の総統選挙を控えた2019年10月16日から11月30日にかけて台湾で実施したもので、回答者は成人の1562人。

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