HSBC銀行、香港国安法に態度示さず 中国メディア「全ての顧客失う」と圧力
中国当局が5月下旬、香港の反体制デモを禁止する「香港国家安全法」の制定方針を決定した後、中国官製メディアが同法への支持を示さなかった企業に対する批判を強めている。一方、香港映画スター、ジャッキー・チェン(成龍)が芸能界で、法整備の早期実現を支持する署名活動を行った。
中国紙・北京日報は6月1日、SNSの微信で記事を掲載し、香港上海銀行(HSBC銀行)を非難した。報道は、香港特別行政区の前長官である梁振英氏の発言を引用して、「(法制定が決まってから)1週間以上過ぎたのに、HSBC銀行はまだ国家安全法について態度を示していない」と指摘した。
また、同紙は「(支持を示さなければ)HSBC銀行は最終的に、すべての顧客を失うだろう」「苦痛を伴う代価を支払ったことに必ず後悔する」などと脅迫した。
関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。