貴州、バスがため池に転落 21人死亡 大学入試に向かう受験生も

貴州省安順市で7月7日、多くの乗客を乗せたバスが、貯水池に転落した。この事件により21人が死亡、15人が負傷した。同日は中国の全国統一大学入試の日で、乗客のなかには試験会場に向かう受験生も含まれている。

中国国内報道によると、午後5時までに、36人が救助され、そのうち21人が死亡、15人が負傷した。助け出された4人の高校生のうち、3人は病院に搬送され、1人の死亡が確認された。

報道によると、この事故を起こしたバスは安順鉄道駅から出発し、東バス駅に向かっていた。バスは虹山湖のダムを通過中、「他の車を避けるために減速した後、90度左折して、加速し、ガードレールを突き破って湖に突っ込んだ」という。防犯カメラの映像からは、事故前は低速で道路を走行していたバスが、突然道路を横断する様子が映っている。

北京時報は事故当時バスに何人乗っていたかは不明だが、救助に携わった安順市救助隊・呉建隊長の話として、満員になるほど乗客が乗っていたと伝えた。救助された少年も、車両内には「かなり多くの人がいた」とメディアに明かしている。

7日、「貴州バスが湖に沈む」「貴州省安順市の学生を乗せたバス」という事故がホットなキーワードとなり上位に挙がった。多くのネットユーザーが、「大学受験を終えて…明るい未来が待っていたのに」と無念さを書き込んだ。

(翻訳編集・佐渡道世)

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