中国ネット大手の新浪は7月6日、株式の非公開を検討していると発表した(大紀元資料室)

中国版ツイッター「微博」の運営会社、米市場の上場廃止を示唆

20年前、ネット大手として初めて米ナスダック市場に上場を果たした中国の新浪は7月6日、同市場からの上場廃止を示唆した。背景には、米議会・政府が米上場の中国企業を念頭に、上場企業への管理監督を強化していることにあるとみられる。

中国メディアの報道によると、新浪の取締役会は、NEW Wave MMXV Limited(以下New Wave)社が送付した書簡を受け取った。同社は、新浪に対して株式の非公開を提案した。New Waveは、新浪の曹国偉会長兼最高経営責任者(CEO)がオーナーを務める会社で、イギリス領バージン諸島で法人登録している。提案では、曹国偉氏は1株41ドルで、同氏が保有していない新浪の発行済一般株式をすべて取得すると示された。

中国メディアは、MBO(経営陣買収)で曹会長が新浪の「オーナー経営者となり、米市場の上場を廃止する」との見方をしている。今後、新浪は中国国内のA株式市場または香港株式市場に上場する可能性が高いと推測する。

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