アリババのアプリが偽ニュース配信 インド裁判所、ジャック・マー氏に出廷命令

中国のインターネット大手アリババ傘下の子会社UCウェブで働くインド人元従業員は、同社の検閲や虚偽情報の拡散に異議を申し立てたところ、不当解雇されたとして、創業者の馬雲(ジャック・マー)氏らを訴えた。インドの裁判所はこの元従業員の提訴を受けて、馬氏らに出廷するよう召喚状を出した。

インドの首都ニューデリーのグルグラム(グルガオン)地方裁判所の判事は7月26日、馬氏を含むアリババとその会社幹部十数人に対して、召喚状を出した。また、30日以内に書面による回答を提出するよう求めた。

7月20日付の民事訴状によれば、UCウェブの元従業員プシパンドラ・パルマー(Pushpandra Singh Parmar)氏は、同社は中国にとって好ましくないコンテンツを検閲し、同社の提供するアプリ「UC Browser」と「UC News」は、社会的・政治的な不安につながるような虚偽の情報を表示していたと主張している。 

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