(JOHANNES EISELE/AFP/Getty Images)

インド、スパイと資金洗浄の疑いで中国人の男を逮捕

インドは8月11日、スパイ容疑と、地下銀行ハワラを使用した詐欺の疑いで中国人の男を逮捕した。関連金額は100億ルピー(約1億3400万ドル)という。印中関係が緊迫している今、一部のインドメディアでは、「中国当局の扇動で意図的にインドの経済安定を損なっているのではないか」との憶測が流れている。

「ハワラ(Hawala)」とは、バングラデシュやインドなどで、地方の隅々にまで浸透している非公式の送金システムであり、ヒンズー語で「信用」という意味だ。安く早く送金できるうえ、規制もなく、税金もかからないため、近年では犯罪者やテロリストが資金洗浄に利用している。

インド当局は、中国関連の資金洗浄詐欺の疑いがあるとして、デリー、ガジアバード、グルグラムを含む21カ所を家宅捜索したほか、複数の銀行員に対しても突撃捜索を行ったという。

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