中国当局が過去に発行した糧票(食糧配給切符)(大紀元資料室)

中国指導部、「食糧安全保障」を強調 ネット上で配給制再開の憶測も

陝西省西安市ではこのほど、食料の緊急供給所が現れ、ネット上では文化大革命時代の配給制度が再開されるのではないかとの憶測が飛び交った。中国政府は、食料の浪費を根絶する方針を打ち出したばかりだ。

中国は今、洪水、干ばつ、バッタ被害などに見舞われているが、当局は食糧危機には直面していないと強調している。しかし、中国当局が公表したさまざまな情報では、食糧不足の深刻化が浮き彫りになっている。

国営中央テレビ放送(CCTV)は、習近平国家主席が9月1日午後、「中央全面深化改革委員会第15回会議」に出席し、重要な演説を行ったと報道した。同会議では、「食糧安全保障を最優先課題にする必要がある。食糧安全制度の系統を健全化させ、農業の発展方式の転換を加速させなければならない」などと強調した。

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