米国務長官、バチカンに警戒促す「中国共産党は神を従わせようとしている」
マイク・ポンペオ米国務長官は9月18日、バチカンのローマ法王庁に対し、米国と協力して信教の自由を保護し、中国のカトリック教徒や香港の人々とともに立ち上がるよう呼びかけた。米国の民間非営利団体(NPO)が運営する信仰と教育のメディア「ファースト・シングス(First Things)」の寄稿文でその考えを示した。
中国とキリスト教カトリックの総本山バチカン(ローマ法王庁)の司教任命権をめぐり双方の協議が続いている。このなかで、ポンペオ国務長官は「神を党に従わせて、習近平氏を超俗的な神としてまつりあげようとする中国共産党の下で、信教の自由などありえない」と指摘した。
バチカンの外交官は現在、中国のカトリック司教を任命するために結んだ2018年の秘密協定を再交渉するために、中国当局と会談している。
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