フィジーでの台湾式典で中国大使館職員が暴行 台湾職員は病院搬送

太平洋の島国フィジーで先日、台湾の双十節(建国記念)祝賀行事が行われた。この時、中国大使館職員が立ち入り、退去を求めた台湾駐在所職員に暴力を振るった。中国大使館職員は外交特権を理由にフィジー警察の捜査を拒んでいる。ニュージーランドのメディアが10月19日に明らかにした。

式典は、首都スバにあるグランドパシフィックホテルで開かれた。このイベントに中国大使館職員2人が立ち入り、許可なく会場などを撮影した。台湾駐在所職員は声をかけて退出を求めたが、これを拒否し、職員を殴った。暴力を振るわれた職員は頭部を負傷し、病院に搬送されたという。

フィジーの警察が現場に到着すると、中国大使館の職員は外交特権を理由に捜査を拒否した。しかも、「台湾の職員から暴力を振るわれた」と逆上したという。

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