自衛隊と米軍の共同軍事演習「キーンソード21」始まる 中国をけん制

日米が隔年で行う軍事演習「キーンソード21(KS21)」が、10月26日から11月5日まで日本周辺海域などで行われる。中国軍によるインド太平洋地域の活動が活発化するなか、日米が共同訓練で軍事力を示し、中国をけん制する狙いがある。

今年の実施場所は、日本本土と沖縄県、鹿児島県の離島や周辺海域の軍事施設を対象としている。キーンソード21は、自衛隊の統合幕僚長が指揮を執り、米印太平洋軍がスケジュールを組み、米太平洋艦隊が主催する実動訓練。

KS21は、武力攻撃事態などにおける日米共同の準備態勢と相互運用性を強化する目的がある。「演習は日米同盟の強さが増していることを明確に示している」と米軍司令官ケビン・シュナイダー空軍中将は述べた。「新型コロナウイルスによる世界的な影響にもかかわらず、日米同盟は衰えることなく、戦い、勝利するための準備を続けている」と付け加えた。

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