【紀元曙光】2020年10月22日

自社の記事をほめるのに憚りはあるが、手前味噌を承知で書かせていただきたい。
▼弊紙10月22日付け「主張:日本は中国共産党と利害一致してはならない」は、小欄の筆者が見ても秀逸である。滅ぶべき中共に、日本は延命の「輸血」を一滴たりともしてはならない。いま大紀元がお伝えしたい肝(きも)が、まさにこれなのだ。
▼筆者の張哲さんについて、詳しい紹介は控えさせていただくが、中国出身で経済学を専攻した専門家である。そのため中国経済に関する日本語大紀元の記事は、張哲さんが主筆となっている。日本で生活基盤を築いて、もう長い。
▼日本語大紀元が創設されたのが2001年である。当初は、誠に未熟なものだった。しかし、中国で非道な人権迫害が行われていながら既存メディアが全く無知無能であるという状況下で、中国の真相を伝える確かなメディアを目指して、弊紙は切磋琢磨してきた。今でさえ、法輪功学習者やウイグル人、チベット人を材料とする「臓器狩り」を、他メディアのどこが報道しているだろう。
▼今日ようやく日本人は、中国共産党の悪魔性の一部を知るに至ったが、まだ日本は、中国との経済的な関係を断ち切れていない。「両親から党の言うことを信じてはいけないと教わった」という張哲さんの実体験は、日本人が共有すべき認識と言ってよい。
▼読者諸氏に申し上げる。中共がなくなれば「すぐに中国が良くなる」などとは、言っていない。中共の解体とともに、それに付随する全てが淘汰されて消える。ゆえに中共とは完全に縁を切る。さもなくば、日本も危険なのだ。