米政府、中国人記者の取材ビザ更新を規制、中国「対抗措置を取る」と威嚇
米政府がこのほど、中国の報道機関に対する規制を強化したことで、中国外交部(外務省)の汪文斌報道官は11月2日、「中国の記者に対する政治的迫害と抑圧をやめなければ、必ず断固たる対抗措置をとる」と威嚇した。これを受け、米国側は「容認できない」と反発した。
2日に記者会見を開いた汪報道官によると、10月末、一部の中国人記者のビザ更新許可申請は米側に承認されたが、有効期間は今年8月4日~11月4日までとなっている。この中で、実際の有効期間は1週間足らず、わずか3日というケースもある。同報道官は「記者らが再度、許可申請を出さなければならなかった。それでも、一部の記者は未だに米側の返答を受けていない」と強い不満を示した。
北京市にある米国大使館は3日の声明で、中国側の脅かしを「受け入れることはできない」とした。また、声明は、中国側の非難は「不適切で誤解を招くものである」「彼らは、米国の合法的で透明性のある慣行を、中国共産党による政治的嫌がらせと同一視しようとしている」と反発した。
関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。