選挙前夜、トランプ氏は「愛国教育」を推進 カマラ・ハリス氏支持のNYT建国年変更論を危惧
米トランプ大統領は選挙の前夜、「愛国的な教育を促進する『1776委員会』を設置する大統領令に署名した」と発表した。トランプ氏は学校における愛国教育の復活を図っている。トランプ氏は米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)が昨年公表した建国年変更論「1619プロジェクト」に強い危惧を示していた。NYTの歴史論は左派の人気を集め、カマラ・ハリス民主党副大統領候補も支持を示している。
2020年5月、米国での白人警官によるアフリカ系アメリカ人の黒人男性ジョージ・フロイド氏の致死事件をめぐる暴動に乗じて、米国の左翼勢力は「文化の廃絶」運動を開始し、警察や法の支配を弱体化させ、独立戦争や植民地時代の一部の歴史的人物の彫像を撤去しようと試みている。
そうした中、トランプ大統領は9月、愛国的な教育を推進する教育委員会設立の構想を発表した。
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