日本の防衛研究所レポート 中国軍「徐々に先制攻撃を重視するようになる」
日本の防衛省傘下のシンクタンク防衛研究所は最新のレポートで、中国軍が民間企業が開発した人工知能の技術を、サイバー空間や宇宙における攻撃力の強化に利用しようとしていると分析した。
同研究所が11月13日に発表した「中国安全保障」年次レポートによると、北京は先進技術を利用して中国軍を世界レベルの戦闘力に改造して、米国の総体的な軍事力に追いつこうとしている。このため、中国人民解放軍は、「サイバー空間や宇宙分野で米軍の役割を阻止するために、妨害能力や打撃能力を増強する」とみているという。
習近平・中国共産党総書記は2017年10月に開催された第19回中国共産党大会で、今世紀半ばまでに人民解放軍を「世界一流の軍隊」にするという長期的な目標を掲げた。同研究所はこれについて、中国は米国と同レベルの軍事大国を目指していると分析している。
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