EU、高智晟弁護士らの釈放求める 中国との投資協定締結の前に
年内にも中国と投資協定の締結を目指す欧州連合(EU)はこのほど、中国当局に対して、人権派弁護士や反体制活動家を直ちに釈放するよう求めた。EUは12月上旬、人権侵害者に制裁を科す欧州版「マグニツキー法」の導入を承認した。
AFP通信社などによると、EUのジョセップ・ボレル(Josep Borrell)外交・安全保障上級代表(外相に相当)は12月21日、著名な人権派弁護士の高智晟氏らを直ちに釈放するよう求めた。ボレル氏のスポークスマンが公開した声明では、EUは中国に国際人権法や刑事訴訟法の順守を要求した。
EUは年末に中国と投資協定締結を目指しているにも関わらず、人権問題で中国当局に訴えたのは異例のことだとみられる。中国当局とEUは、投資協定をめぐって2013年に交渉を始めた。協定は、相互に企業の投資保護、市場参入の規制緩和を目的にする。
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