【紀元曙光】2021年1月4日

世の中が、努めて平静に動き出す。
▼仕事始め。通常通りに出勤し、それぞれの職場で働く人がほとんどだろう。ウイルスの感染拡大も気になるところだが、全ての職業が自宅でテレワークできるわけもない。「勤め」とは報酬の対義語ではなく、人が社会に存在する証でもある。ゆえに私たちは、例年通りに勤勉な日常を始めるしかない。
▼日本人の冷静さを前提に、少々申し上げる。最近の大紀元を見ると、昔懐かしい(と言ってよいか分からないが)ノストラダムスという人名が出てくる。日本では、1973年に『ノストラダムスの大予言』という本が出てミリオンセラーとなった。さらには、その内容から「1999年に人類は滅亡する」かのような不安が生じて、一種の社会現象にまでなった。
▼小欄の筆者も、その重い空気感を記憶している。インターネットがない当時、書籍として出版されたことが信憑性を裏付ける結果となって「1999年人類滅亡説」という過剰な反応を招いた。執筆者の五島勉氏も、その年の夏に謝罪コメントを発表している。
▼その後、日本では忘れ去られた「1999年の7の月に恐怖の大王が来る」だが、思いもかけないところで「合致」をみた。そう認識するのは法輪功を学ぶ人々である。まさに1999年7月20日、江沢民の独断により中国で法輪功への大弾圧が始まったからだ。
▼予言者ノストラダムスによると「2021年に世界がより多くの苦しみに直面する」という。いや、心配はご無用。大紀元は皆様とともにある。ともかく、中共に関係する一切を排除することが第一である。