ニューサウスウェールズ州に位置するシドニー大学(Photo by Brendon Thorne/Getty Images)

大学から中国共産党の影響を排除せよ 豪地方議会、報告書発表

オーストラリアのニューサウスウェールズ州議会は近日、同州の高等教育の発展に関する調査報告書を発表した。報告書は、大学が中国と経済的なつながりを持っているために浸透工作の標的になっていると警鐘を鳴らした。

ニューサウスウェールズ州議会は昨年5月、調査委員会を設立し、大学に対する外国の影響を議題に含めた。同年9月、調査委員会は2回の公聴会を開催した。先月22日、委員会は最終報告を発表した。

調査委員会はニューサウスウェールズ州の各大学から外国による干渉や浸透の証拠を集めた。委員会の主席を務めるニューサウスウェールズ州上院議員のマーク・レイサム(Mark Latham)氏は報告書の冒頭で、同州の大学に在籍する海外からの留学生、特に中国人留学生の数は年々増加しており、各大学の重要な収入源になっていると指摘した。中国人留学生の学費は、シドニー大学とニューサウスウェールズ大学の収入の30%を占めている。

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