扇子を手に風景を楽しむ北京市民。2020年9月撮影(Photo by Kevin Frayer/Getty Images)

「扇」に凝縮された豊かな伝統と文化

扇(おうぎ)は中国で3000年以上の歴史があると言われています。扇には植物で作ったもの、羽で作ったもの、絹張りなど様々なものがありますが、現在、日本で使われている「うちわ」と呼ばれるものは歴史が長く、前漢の成帝(在位、前33ー前7年)の女官の詩に既に登場しています。円形をしているこの扇は、真ん中に柄があり、左右対称となっているため、一家団欒、夫婦円満などの意味をかけて「団扇」と呼ばれるようになったそうです。

団扇は飛鳥時代に日本に伝わり、主に貴婦人が顔を隠す道具として使われていたと伝えられています。

8世紀頃になると、日本では折り畳んで携帯できる便利な扇が発明されました。当初、宮中で男性らは書を記すためのうすい木の板、「木簡」というものを持ち歩いていました。その木簡を糸で綴じたものが、のちに「檜扇」とよばれる扇子の原型となりました。

▶ 続きを読む
関連記事
食べていないのに太る…その原因、習慣かもしれません。知らないうちに太る10の落とし穴、あなたはいくつ当てはまる?
歯ぐきの出血、放置していませんか?口内細菌が心臓に届く可能性が、研究で示されています。
古代エジプトから現代まで、あらゆる時代で重宝されてきたニンニク。その理由は単なる風味だけではありません。歴史と最新研究の両面から、健康効果や意外な使われ方をひもとき、今も支持され続ける魅力に迫ります。
どれほど体に良いことをしていても、自分を強く責め続けているなら、癒やしは遠のくのかもしれません。恥と自己否定が心身に与える影響、そしてそこから抜け出す道筋を考えます。
足を温めることで、血行や自律神経のバランスが整うと考えられています。ハーブを使った足湯は、リラックスや巡りのサポートとして日常に取り入れやすいセルフケアです。