中共は糧道を断つことで修行者を窮地に追い込んだ(イラスト=大紀元)

【党文化の解体】第2章(5) 「修行の物質環境を破壊する」

1-2-(2) 修行の物質環境を破壊する

 もしも、出家者が世間の偏見を気にせず、修行を続けようとすれば、中共は修行者の糧道を断つことにした。

一般的には、修行者の糧は二つの方面から得られている。一つは信教者からの布施であり、もう一つは寺の所有地から収穫するものである。中共が民間での神を信仰する環境を破壊した時、その一番目の糧道は断たれた。二番目の糧道を断つ方法は、土地改革政策であった。中共が1950年1月に公布した「旧解放区市郊農業土地問題に関する指示」の中に、寺院、教会などの土地をすべて回収して国有とすることを定めた。そして、各地の寺院に労働力がある僧尼はすべて農業、林業、手工業やサービス業に転業させられて、包装具工場、織物工場、印刷所、裁縫所などの作業所に配属された。

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