EU5カ国、中国大使を相次ぎ召喚 北京の報復制裁に抗議
欧州連合(EU)が新疆ウイグル自治区の人権問題をめぐり、中国当局者に対する制裁措置を発表したことを受け、中国政府は直ちに報復として、EU諸国に対して制裁を科した。 フランス、ドイツ、ベルギー、デンマーク、オランダなどは23日から、次々と中国大使を召喚して抗議した。
中国の制裁リストには欧州議会の議員5人、オランダ、ベルギーなどの国会議員を含む個人10人と4団体が含まれている。制裁対象となった団体はEU理事会政治・安全保障委員会(Political and Security Committee of the Council of the EU)、欧州議会人権小委員会(Subcommittee on Human Rights of the EU Parliament)、ドイツのシンクタンク「メルカートア中国問題研究所」(Mercator Institute for China Studies)、デンマークの「民主主義の同盟」(Alliance of Democracies Foundation)などの4団体で、いずれも中国を批判したことがある。
オランダは23日、ベルギー、デンマーク、フランス、ドイツは24日、中国大使を召喚して抗議を行った。
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