【医学古今】
咽喉痛に奇穴の効果
先日、肩こりを治療している患者(40代の女性)さんが、風邪に続く咽喉の痛みも治療してほしいと訴えました。そこで、体質を判断したうえで、咽喉の症状を治療するツボを合わせて施術しましたが、症状はあまり変わりません。そこで、咽喉部にある奇穴を取り、刺鍼しました。施術後、症状はすぐに改善されたようで、一カ月後に患者さんが再来院した時、「その後、咽喉の痛みはすっきりと良くなりました」と教えてくれました。
奇穴は正規のツボではなく、殆ど個人の経験によって見つけられた有効な治療点で、統一名なく、本によって記載する個数も違います。正規のツボは約360個あるのに対して、奇穴は数千個もあります。しかし、一般に認識された奇穴は数十個しかありません。他のものは、殆ど個人の経験だけに留まっています。しかし、時には、奇穴が非常に素晴らしい効果があることを自分の経験から分かっています。
この咽喉の痛みを治療する奇穴は、『孫培栄鍼灸験案集』に記載されており、ツボの位置は、身体の正中線上、甲状腺の上、咽喉仏の下に位置します。鍼を刺す場合、咽喉部周囲に鍼の響きが広がります。何回も使ってみると非常に良い効果がありました。漢方医学における医療経験の大切さを再認識しました。
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