桂従友・駐スウェーデン中国大使(JONAS EKSTROMER/TT News Agency/AFP via Getty Images)

スウェーデン野党、中国大使の追放求める 記者らへの脅迫が常態化で

駐スウェーデン中国大使館はこのほど、新疆問題をめぐって、同国衣料小売り大手H&Mが中国で不買運動の標的にされたと報道したジャーナリストを脅迫したことがわかった。これを受け、スウェーデン野党は政府に桂従友・中国大使の国外追放を求めている。

野党のスウェーデン民主党のスポークスマン(外交担当)、マーカス・ウィーチェル(Markus Wiechel)氏は、中国大使の行動は両国の外交関係を傷つけ、絶対に受け入れられないと強調した。

野党のキリスト教民主党のスポークスマンを務めるラース・アダクトゥソン(Lars Adaktusson)氏も、同国外務省がこれまで中国大使を召喚し抗議したにもかかわらず、中国大使館は依然として同国の言論の自由や政治に干渉しているため、桂従友氏を「ペルソナ・ノン・グラータ(好ましくない人物)」に認定し、追放すべきだと話した。

▶ 続きを読む
関連記事
米銀行大手のJPモルガン・チェース、バンク・オブ・アメリカ、シティグループの各最高経営責任者(CEO)は21日 […]
バイデン米大統領は18日、米CBSテレビのインタビューで、中国が台湾に侵攻すれば米軍が防衛すると明言した。台湾 […]
米上院外交委員会は14日、台湾への関与を強化する「台湾政策法案」(Taiwan Policy Act)を賛成1 […]
台湾の半導体大手、聯華電子(UMC)創業者の曹興誠(ロバート・ツァオ)氏(75)は1日、台湾軍と連携して活動で […]
台湾の民間シンクタンク、台湾民意基金会は16日、ナンシー・ペロシ米下院議長の台湾訪問や中国軍の軍事演習などに関 […]