独大学、孔子学院の活動停止 中国から報復制裁された団体や個人を応援
ドイツのトリーア大学はこのほど、中国の報復制裁の対象となっている欧州の機関や人員への支援として、学内にある孔子学院の活動中止と院長の職務の一時停止を発表した。
新疆ウイグル自治区での人権侵害に関与したとして、米国、欧州連合(EU)、英国、カナダは3月、中国当局者らに制裁を下した。中国側は報復として、欧州の個人・団体に対する制裁を発表した。
欧州議会の議員5人を含む10人の個人と、欧州連合の主要な外交政策決定機関である「欧州理事会政治・安全保障委員会」、「欧州議会人権問題分科会(DROI)」、ドイツの「メルカトル中国研究所(MERICS)」、デンマークの「民主主義アライアンス財団」など、EUの2組織と著名シンクタンク2団体が中国による報復制裁の対象となっている。制裁内容は、中国への渡航禁止や中国とのビジネス禁止が含まれる。
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