チベットの光 (40) 老婆の涙
しばらくしないうちにウェンシーはノノバ尊者の身荘厳を携えて、荘厳な儀式に臨み、神聖な音楽が流れる中、皆が待ち受ける大殿へと進んだ。ウェンシーはアバ・ラマを礼拝した後、供養を献上した。アバ・ラマは身荘厳を頭に飾り付けると、涙を流しながら加持祈祷をし、彼を檀上の中央に据え、あわせて供養の品々を添えた。最後にウェンシーがもってきた手紙を読み、興奮してウェンシーに言った。
「マルバ先生は、あなたに灌頂と口訣をさずけるよう手紙の中で私にいってきている。先生の命とあれば、君に法を伝えないわけにはいかないな。私は前に君がここに来て法を学ばないものかと思っていたが、先生が送ってよこしたのは、本当にいいことだね」
ウェンシーは黙として何も語らなかった。彼は心から正法を求めていたのであって、マルバ師父が彼の嘘を寛大に許してくれることを願った。ウェンシーが沈思黙考していると、突如としてアバ・ラマが驚くべきことを言い始めた。
関連記事
ストレスや不安を和らげる足のツボ「大敦」。感情の安定や睡眠、生殖機能にも関わるとされるその働きと、自宅でできる簡単な刺激方法を紹介します。
水筒や室内に潜むカビは腸や呼吸に影響を与える可能性がある。エッセンシャルオイルによるケアと正しい清掃・除湿習慣を組み合わせることで、日常生活の中でカビ対策ができる。
発熱は体の防御反応であり、必ずしも抑えるべきものではない。解熱薬の使用に関する議論がある中で、中医学では体のバランスを整えながら自然に回復を促す方法が重視されている。
スマートフォンを持つ年齢は「何歳が正解か」ではなく「準備できているか」が重要とする研究が増えている。早期使用はうつや睡眠不足のリスクとも関連し、親の関わり方が大きな鍵となる。
ギネス認定の「世界一高価なお米」金芽米。1kg1万円超の価格にもかかわらず、実は利益は出ていないという。日本米の価値を世界に伝えるために生まれた、その驚きの背景とこだわりを追う