モンテネグロ共和国の都市・ブドヴァ(SAVO PRELEVIC/AFP via Getty Images)

モンテネグロ、一帯一路で対中債務1300億円 EU肩代わり拒否

欧州委員会は13日、ヨーロッパ南東部にあるモンテネグロ共和国から受けた、10億ユーロ(約1300億円)を超える同国の対中債務の支援要請を拒否した。

モンテネグロは高速道路建設プロジェクトのために、2014年に中国から融資を受け、今年から返済を開始した。しかし、新型コロナウイルス(中共ウイルス)の流行により、返済能力が大幅に低下している。同プロジェクトは中国の巨大経済圏構想「一帯一路」の一環だ。

モンテネグロの港町バール(Port of Bar)と隣国セルビアを結ぶ、全長165キロの高速道路の建設プロジェクトは、世界で最も高価な高速道路の1つと見なされている。同国政府は「世紀の建設工事」「近代世界への入り口」と宣伝していた。

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