仏外相が訪印 インド太平洋地域で足場固め
ジャン=イヴ・ル・ドリアン(Jean-Yves Le Drian)仏外務大臣は4月13日から15日にかけて、インドを公式訪問した。在印フランス大使館によると、今回の訪問の主要な目的は様々な分野において、特にインド太平洋での戦略的な協力を強める方針を示す。仏当局者は、インド外務省及びインドのシンクタンクORF(Observer Research Foundation)が開催する多国間フォーラム「ライシナ対話2021(Raisina Dialogue 2021)」に参加した。
仏主要紙ル・モンドは、今回のドリアン外相出張は、フランスがインド太平洋地域における中国の野心から自国の利益を守るために、インドでの足場を強化する狙いがあると報じた。今回、フランス、インド、オーストラリア間の、初めて閣僚レベルの3国間対話を行なった。フランスはインド太平洋地域に、数百万キロ平方メートルの排他的経済水域を保有する。
13日、ドリアン外相はナレンドラ・モディ(Narendra Modi)印首相、スブラマニヤム・ジャイシャンカル印外務大臣(Subrahmanyam Jaishankar)と会談し、貿易や防衛、気候、移民、流通、衛生、教育、特に中共ウィルスとの闘いにおける両国間の協力を強調した。
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