【医学古今】
捻挫や打撲後の筋肉痛
捻挫や打撲には腫れや内出血を伴うものですが、まれに、それらの症状が消えても患部の痛みが治まらない場合があります。こういったケースに対し、西洋医学では湿布や痛み止め薬の処方、リハビリなどを試みますが、なかなか改善しないことも少なくありません。しかし鍼灸治療を施すと、かなり早く効果が得られる場合が多いのです。
ある60代の女性がデパートで足を滑らせ、左の大腿部と股関節の周りの筋肉や筋を伸ばしてしまいました。病院で手当てをした後は継続的にリハビリを受けていましたが、3カ月が経過しても足の痛みが取りきれませんでした。まっすぐ立つと左足だけが短いように感じられ、地面をしっかりと踏みつけることができないというのです。
この症状に対し、鍼灸院では次のような治療を施しました。左下肢の痛みを感じる部分の周囲のツボに鍼を刺し、鍼のしっぽにモグサを付けて灸頭鍼を実施。その他、下肢の外側の少陽経のツボと後ろ側の太陽経のツボを合わせて治療したところ、痛みはすぐに消え、地面をしっかりと踏めるようになりました。その後は痛みが若干戻ってきましたが、治療を数回重ねるとほぼ消えました。このような症例の患者さんを最近、数人治療しましたが、いずれも良い効果を得ることができました。
関連記事
抗生物質をやめると再発する尿路感染症に悩む高齢女性が、中医学で改善した実例を紹介。鍼灸や漢方、食事・生活習慣まで、再発を防ぐヒントをわかりやすく解説します。
進化論を支えるとされた「生物発生原則」は、本当に科学的事実だったのか。捏造が認められ、何度も否定されてきたヘッケルの「証拠」を史料と研究から検証。常識として教えられてきた説に疑問を投げかける問題作です。
給料日前になると不安になる、そんな毎日から抜け出しませんか。収入に関係なく誰でもできる、家計を整え借金を減らす14の現実的な方法を、今日から実践できる形で解説します。
味噌とヨーグルト、身近な発酵食品が老化やがんリスクにどう関わるのか。最新研究と伝統知をもとに、腸・免疫・ホルモンまで整える食べ方と選び方を、毎日の生活に取り入れやすく解説します。
「胃にやさしい」と信じてきた白がゆ。けれど体質や季節を無視すると、冷えや湿気をため込み、かえって体の土台を弱らせてしまうことがあります。