中共紙編集長、台湾関与なら豪本土にミサイル打ち込むと威嚇 豪専門家「大使追放を」と非難
中国共産党機関紙・人民日報傘下のメディア「環球時報」の編集長は5月7日、中国SNS微博(ウェイボー)で、オーストラリアが台湾を守るために軍隊を派遣すれば、中国はオーストラリア本土にミサイルを打ち込むべきだと主張した。豪専門家からは、こうした中国共産党の論調は「物理的な暴力の脅威」であり、駐豪中国大使の追放を検討するよう促す意見も出ている。
米国やその同盟国に対して強弁を振るうことで知られる環球時報の胡錫進(フー・シージン)編集長は「オーストラリアが台湾情勢に手出しした場合に備えて、中国は報復的な懲罰作戦を立案するべきだ」と述べた。
胡氏はさらに、もし両軍の衝突が起きれば「中国はオーストラリア本土にある軍事施設や関連設備に対し、遠距離弾道ミサイル攻撃を行う」ことを計画案に入れるべきだと主張。さらに、情勢の緊迫化に応じて、中国はミサイルを増産できると付け加えた。
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