米政府、成都市「610弁公室」元責任者を制裁 法輪功迫害に関与
米国のブリンケン国務長官は12日、中国の伝統気功、法輪功の学習者への迫害に関わったとして、四川省成都市の当局者1人とその家族に制裁を科すと発表した。
制裁を受けたのは「邪教問題の防止と対応指導チーム」弁公室の元主任、余輝(Yu Hui)氏。制裁は「2021年 米国外務・関連プログラム歳出法(Foreign Operations and Related Programs Appropriations Act、2021)」第7031(c)条に基づいて発動した。ブリンケン長官は同日の記者会見で、同氏が法輪功学習者を恣意的に拘禁したことの関与を認定と発表し、「余氏とその家族の米国入国を禁止する」と述べた。
中国共産党中央の「邪教問題の防止と対応指導チーム」は610弁公室とも呼ばれる。江沢民元総書記が法輪功学習者を迫害するために1999年6月10日に設置した法外機関だ。
関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。