大紀元時報

免疫力アップで、ウイルス感染しにくい体づくり

2021年5月20日 11時47分
キノコ類に多く含まれる多糖体は、免疫細胞を活性化します。(Shutterstock)
キノコ類に多く含まれる多糖体は、免疫細胞を活性化します。(Shutterstock)

ウイルスに感染しにくい体とは、免疫力が充実した、本当に健康な体のことです。そんな丈夫な体は誰もが願うものですが、そうなるためにどうしたら良いのか。免疫力をアップする食物も併せて、ご紹介します。

免疫力が低下しているサインに注意を

新型コロナウイルスに感染しないために、マスクを着用し、手をよく洗い、人ごみや密閉空間を避けるなどの努力は引き続き必要です。その他に、自分の免疫力が低下している「サイン」に早く気づき、対応策をとることも欠かせません。

そうした免疫力低下のサインとは、次の五つが代表的なものです。

一つ目は、胃腸の調子が悪い。胃から腸へ続く消化器官は、重要な免疫システムでもあります。免疫細胞の70%は腸管内に存在しており、それらはウイルスや病原菌の侵入に対抗するはたらきを有しています。腸内バランスが崩れると下痢、腹部膨満、腹痛などの症状が現れますが、それは同時に、免疫力が低下していることのサインとなります。

二つ目に、免疫力が低下している場合、かぜや気管支炎、急性胃腸炎などの感染症にかかりやすく、外傷の治りが遅くなります。三つ目として、運動後に体力の回復が遅く、疲労を感じやすいこと。四つ目に、反復性の皮膚炎、慢性鼻炎、喘息などのアレルギー症状は、免疫系が過度に刺激されて生じる現象でもありますので、免疫力が低下しているサインと言えます。

五つ目として、口内炎、口角炎、口唇びらん、歯肉炎などの口腔内の炎症は、栄養不足や細菌感染が直接的な原因ですが、体の免疫力が低下しているサインでもありますので注意が必要です。

5種類の色の野菜や果物を、偏りなく食べることで各種の栄養を摂ることができます。(Shutterstock)

食事の改善で、低下した免疫力をアップ

では、こうした症状が現れて、免疫力が弱くなっていると感じたとき、どのようにすれば良いでしょうか。免疫不全は、ストレスの多い生活や睡眠不足、栄養状態の悪い人に起こりやすいもの。これらの状況を改善することが免疫力の回復につながります。

ストレスをうまく調整するためには、適度な運動が効果的。さらに、次にご紹介する5種類の食物から、免疫力を高める栄養素を摂取することができます。

まずはタンパク質。全身の細胞は、免疫細胞を含むタンパク質でできているので、タンパク質を十分に摂るようにします。1食あたり、自分の手のひらサイズに相当する分量の豆、魚、卵、肉類などを摂取することをお勧めします。

次に「5色の野菜」です。野菜にはビタミンC、E、各種のフィチンが含まれていて、炎症、抗酸化、細菌にも抵抗できます。緑、黄、赤、白、紫の5種類の色の野菜や果物を順番に食べると、必要な栄養をまんべんなく食べることができます。

キノコ類も、免疫力アップには欠かせません。キノコ類は多糖類を豊富に含み、免疫細胞を活性化させます。多種類のキノコを順番に食べることをお勧めします。

また、5色の野菜のカテゴリーにも入りますが、タマネギ、ニンニクなどの白い野菜、つまり「白い食物」も抗菌、抗ウイルスの作用を発揮します。

最後は「ねばねばした食品」です。ヤマイモ、レンコン、オクラ、白キクラゲなどの食品には、ムコ多糖が含まれているため、ねばねばした感触があります。それは高分子糖類に属し、免疫力を調整するはたらきを担っています。

これらの食物を、毎日の食事のなかに積極的に取り入れて、ウイルスや病原菌に感染しない健康な体を保ちましょう。

 

(文/許育禎(栄養士) 翻訳編集・鳥飼聡)

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