北京のカトリック教会で2017年4月、ろうそくに火を灯す教徒たち(Kevin Frayer/Getty Images)

中国河南省、地下教会を包囲 20数人連行 宗教新法施行後初

中国河北省当局は5月20~21日、2日連続で100人以上の警官を出動させ、隣省である河南省新郷市の修道院を包囲した。主教と司祭7人、修道士10数人が連行された。

中国で5月から「宗教教職人員(聖職者)管理弁法」が施行されて以来、中国政府公認のカトリック教会「中国天主教愛国会(以下、愛国会)」への参加を拒む宗教聖職者に対する初となる大規模な逮捕行動だ。

「ラジオ・フリー・アジア」の報道によると、今回逮捕された河南省新郷教区の張維柱・主教は1991年にバチカンから任命されている。しかし、張氏は「愛国会」への参加を拒否したため、中国当局から承認されていない。

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