エチオピア政府はこのほど、英携帯大手ボーダフォンが率いる国際通信事業者連合体に対して市場参入を承認した(Adam Berry/Getty Images)

米中ハイテク戦 米、エチオピア通信市場に参入へ=報道

米中ハイテク戦は東アフリカのエチオピアまで広がっている。米政府が支援する国際通信事業者連合体は、エチオピア政府の重要な電気通信事業入札で、中国当局が資金を提供した別の連合体を制し、同国通信市場への参入を承認されたことがわかった。

米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)23日付によると、エチオピア通信当局は22日、英携帯大手ボーダフォン(Vodafone Group PLC)が率いる国際通信事業者グループを利用し、全国で5G(次世代移動通信システム)対応のワイヤレス・ネットワークを構築することを決めた。米政府の対外援助機関、国際開発金融公社(DFC)は、ボーダフォンのこの数十億ドル規模のプロジェクトに対して財政支援を行った。

同機関は、低金利の貸出を行った。中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)と中興通訊(ZTE)の通信設備を購入しないことは、貸出の一つの条件だという。

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