≪医山夜話≫ (22)
夫婦喧嘩
白熱したケンカの原因は、パンを厚切りにするべきか、それとも薄切りにするべきかについての論争でした。ダイアナとスティーブはお互いに信仰や生活スタイル、観念が異なるため、ケンカはますますエスカレートしました。彼らは互いに攻撃しあい、荒っぽい言葉も口から飛び出して、二人とも顔面蒼白になりました。ダイアナは6カ月の娘を夫の手元に残し、2階へ上がっていきました。10分ほど経ち、娘の泣く声が聞こえきたので下へ降りてきたダイアナの目に映ったのは、夫の息苦しそうな光景でした。このようなことは過去にもありました。スティーブは、「119に電話してくれ、私はもうだめだ…」と彼女に頼んできましたが、ダイアナはあまり気にかけていませんでした。電話をかけた後でも、心の中では先ほどのケンカの場面を思い浮かべ、今度反論したらきっと彼の言い分がなくなる、と彼女は考えたりしていました。
しかし、救急車で運ばれて1時間も経たないうちに、スティーブは心臓病発作で亡くなりました。彼はひと言も残さずに、この世を去りました。彼が厚く切ったパンは、そのままテーブルに残っていました。
ダイアナはうつ病を治療するために、私の診療所に来ました。雨の降る日で、彼女はとても気を落としていました。
関連記事
スマホやパソコンで目を酷使する現代。80歳を過ぎても老眼鏡なしで小さな文字を読む中医学医師が、目を守る習慣を紹介します。
筋トレ初期の筋力向上には、筋肉の成長だけでなく神経系の適応が関わります。視覚化や自己暗示、使う筋肉への集中が、脳と筋肉の連携を高める可能性があります。
下半身の筋力は、歩行や転倒予防、自立した生活を支える大切な土台です。脚力を確認する簡単なテストと、臀部・脚を鍛える4つのエクササイズを紹介します。
便秘対策の定番として親しまれてきたプルーン。実は腸内環境だけでなく、骨や心臓の健康にも役立つ可能性があります。効果を引き出す食べ方や適量、意外な料理への活用法まで、専門家が詳しく解説します。
コミットメントは不自由ではなく、関係を育てる土台になることがあります。意見の相違から逃げず、相手を理解しようとする姿勢が、より深い安心感と絆を生みます。