【医学古今】
身体にある命の門 命門穴
命門(めいもん)とは、背中の第2腰椎と第3腰椎の棘突起の間(ほぼ腰背部の真中)にあるツボの名前です。命の門という名前の由来について、書物にはさまざまな解釈があります。
医学の理論では、命門の意味を次の二つの面から理解しています。一つは、命門は腎の陽気を蓄えるところであり、腎の陽気はまた元陽とも言い、生命の元動力です。この元動力がなくなれば命が亡くなるので、ここは生死を司る門だといいます。もう一つは、腎の陽気は生殖器官の機能に強く関与しており、新しい生命を作る能力に影響するという解釈です。新しい生命の誕生に関わる門なので、命門と呼ばれたのです。
しかし、医学の次元を超えた「修煉」という境地から見れば、命門はまた違った意味に解釈されます。実は、漢方理論でいう「経絡」や「ツボ」の名前の由来は、道家の修煉理論に深く関わっており、言い換えれば、修煉の知識がなければ、ツボの名前の意味を正しく理解することはできません。
関連記事
金価格が高止まりする中、富裕層は地金を保管するだけでなく、貸し出して収益を得る動きを強めています。金で利息を受け取るゴールドリースは、インフレ対策と資産活用を両立する手法として注目されています。
自閉症は一つではなかった――。最新の国際研究が、早期診断と遅発診断で遺伝背景や発達経路が異なることを解明。支援やスクリーニングの在り方を見直す重要な知見です。
首・背中・腰・肩・足。よくある痛みやこわばりは、無意識の「かばう動き」から広がることがあります。日常に取り入れやすい6つの基本ストレッチで、体の動きを取り戻すヒントを紹介します。
浴室以外にも潜む、家の中のカビ危険地帯。毎日使う玄関マットや歯ブラシ立てなど、見落としがちな場所と簡単対策を知れば、家族の健康と住まいの清潔を守るヒントが見えてきます。
高タンパクと書かれたクッキーや飲料が増えています。でも「プロテイン入り=健康」とは限らない可能性も。必要量は人によって違い、まずは何から摂っているかが大事──流行との距離感を考えます。