2021年2月10日、中国武漢市のホテルから出たWHO調査団メンバーのピーター・ダザック氏 ( HECTOR RETAMAL/AFP via Getty Images)

ランセットCOVID-19委員会、武漢ウイルス研究所と関係ある科学者を除名 

英医学誌「ランセット」のウイルス起源に関するCOVID-19委員会は、同委員会のメンバーで動物学者のピーター・ダザック(Peter Daszak)氏を除名したことを発表した。ウイルスの起源調査をめぐって疑惑の渦中にある武漢ウイルス研究所との利益関係を開示しなかったためだという。

COVID-19委員会は、「国連の持続可能な開発ソリューション・ネットワーク(United Nations Sustainable Development Solutions Network)」組織によって設置された。

同誌は21日、ダザック氏が昨年、「COVID-19の実験室流出説」に反対する声明に署名したが、医学雑誌編集者国際委員会(International Committee of Medical Journal Editors )の要求に従い、声明に関する利益相反の有無を開示しなかったと指摘した。

▶ 続きを読む
関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。