中国、党100周年控え台湾海峡でグレーゾーン作戦強化=豪シンクタンク
オーストラリア戦略政策研究所(ASPI)は24日「To deter the PRC…」(中国を抑止するには…)と題したレポートを発表した。「今後数年のうちに」台湾や南シナ海で大規模な軍事危機が発生する可能性や、台湾での危機が欧米の自由民主主義諸国にもたらす課題について論じている。
レポートは、台湾海峡の情勢が欧米の民主主義陣営全体に影響を与えるとその重要性を説いた。中国共産党(以下、中共)が武力による威嚇を続けるだけでなく、台湾への軍事的圧力を強める「グレーゾーン作戦」を拡大すると指摘した。
レポートの共著者に、米陸軍海外地域担当官のカイル・マークラム中佐と、米空軍大学の中国航空宇宙研究所(CASI)のブレンダン・マルバニー所長が名を連ねる。
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