北朝鮮、金正恩氏の体重減を報道 専門家「政治宣伝」と指摘=報道
北朝鮮の国営テレビ放送、朝鮮中央テレビは25日、平壌市民への街頭インタビューの様子を放送した。1人の市民は、最近、金正恩総書記の痩せた姿を見て「胸が痛かった」と話した。一部の専門家は、北朝鮮当局が指導者の体重減少を政治宣伝に利用し、指導者が国民と苦楽を共にしているというイメージを強調したいためだと指摘した。
韓国ソウルに本部を置く北朝鮮関連ニュースサイト「NKニュース」は8日、金氏が今月初め、約1カ月ぶりに姿を見せた際、腕が明らかに細くなり、腕時計のベルトも以前よりきつく締められていると分析した。このため、金氏の健康状態に関して憶測が広がった。
ロイター通信28日付によると、北朝鮮当局の動向を分析する米国情報サイト「38ノース(38 North)」のジェニー・タウン(Jenny Town)ディレクターは、金正恩氏の体重減少は病気によるものか、それとも同氏が体を鍛えようと思ったかは不明だとした。しかし、「痩せたことを強調するかのように、金正恩氏にあんな似合わない服を着せるのはおかしい」と同氏は述べた。
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