中国・広東省東莞市のオフィスでパソコンを使うハッキンググループのメンバー=2020年8月4日(Nicolas Asfouri/AFP via Getty Images)

中国軍69010部隊がサイバー攻撃に関与 「本格展開を見据えたテスト」=米調査会社

米国のサイバーセキュリティ調査会社レコーデット・フューチャー(Recorded Future)社の研究部門であるInsikt ​​​​​Groupが6月17日に発表した報告書は、2014年から始まった中央アジア諸国に対する一連のサイバー攻撃は、新疆ウイグル自治区のウルムチに拠点を置く中国人民解放軍(以下、中国軍)の69010部隊が仕掛けたものだと結論づけた。

69010部隊は、中国軍戦略支援部隊(SSF)のネットワークシステム部(NSD)に属しており、情報戦やサイバー攻撃戦を行う役割を担っている可能性が高いとされている。

これに対し、専門家たちは、わずか10年余りの間、サイバー技術分野でかつて二流だった中国は今、「世界最大のサイバー脅威」になったと指摘し、サイバースパイ活動は、中国共産党が世界の覇権を握るための主要な手段の一つになりつつあると分析した。

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