アリババ集団創業者の馬雲氏(余剛/大紀元)

アリババの馬雲氏、銀行融資でジェット機購入との報道 専門家「中国の富豪は偽物」

英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は2日、中国電子商取引最大手アリババ集団の創業者である馬雲(ジャック・マー)氏と同社の蔡崇信(ジョセフ・ツァイ)副会長は、プライベートジェット機や高級住宅、フランスのブドウ園などを購入するため、海外の銀行からローンを組んだと報道した。専門家は、中国の億万長者は自らの資産を支配する権利がなく、「偽の富豪」であると指摘した。

FTの報道によると、アリババ集団の大株主である馬氏と蔡氏は、保有する同社の株式から一部を担保にして、UBSやゴールドマン・サックス、クレディ・スイスなど欧米投資銀行の融資を受けた。昨年12月時点で、2人はアリババ集団の5.8%株式を保有する。時価総額では計350億ドル。2人は、オフショア企業を通じて、アリババ集団の株式を保有している。両氏はまた、オフショア企業を介して、欧米の金融機関に対してアリババ集団の株式を担保に入れた。

アリババ集団の担当者はFTに対して、馬雲氏と「その関連会社」は現在、アリババ株を担保にしたローンの残高は抱えていないとした。

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