大紀元エポックタイムズ・ジャパン

【歌の手帳】夏山の

夏山の夕下風(ゆふしたかぜ)の涼しさに楢(なら)の木陰のたたま憂(う)きかな(山家集)

歌意「夏の山里の夕暮れ時。木の下を吹いてくる涼風の心地よさに、そこを立ち去り難い気がする楢の木陰であることよ」。

西行(1118~1190)の歌です。出家前の俗名は佐藤義清(のりきよ)。もとは北面の武士で、平清盛と同年代の人物です。22歳ぐらいで出家して西行法師と号するのですが、べつに宗教的決意があって仏門に入ったわけでもなく、ただ歌道に専心したいがためでした。平敦盛を討った熊谷直実のように、むごい戦さを厭うての出家ではなかったのです。

▶ 続きを読む
関連記事
掃除機の音に怯え、震えてしまう子犬。ネット上で見かける「掃除機を大声で叱りつける」といった間違った対処法は、実は恐怖心を煽るだけだった?犬の優れた聴覚や感覚過負荷のメカニズムを解説し、愛犬と掃除機のあいだに良い印象を育む段階的な慣らし方を専門家が紹介します。
いお茶やコーヒーをそのまま飲む習慣に注意。非常に熱い飲み物とがんリスクとの関連を研究が示しました
唐代の奇書『酉陽雑俎』を手がかりに、未知を排除せず包容する中国文明の精神と世界の広がりを描き出す。古人の謙虚な姿勢から学ぶ
目のかすみ、ドライアイ、まぶたのけいれん。強いストレスが目に現れる仕組みと、見逃したくないサインを紹介します
AIに思考や執筆を任せることで、私たちが失っているものとは?アマゾンの6ページ文書文化に象徴される「苦労して考えるプロセス」の重要性を紐解き、AI依存が招く思考の均質化や認知的オフローディングの罠、そして主体性の喪失に鋭く迫る必読論考。