ロシア新型戦闘機「チェックメイト」、モスクワ航空展示会で公開 F-35の対抗馬か
ロシアの新型ステルス戦闘機がモスクワ近郊で開催されている航空展示会「MAKS-2021」で公開された。「チェックメイト」と名付けられたこの新しい機体は、ロシア第5世代の戦闘機として数々の新しい設計を取り入れている。ロシアのプーチン大統領も会場を訪れ、新型機を視察した。「MAKS-2021」はロシア最大の国際航空宇宙展示会であり、7月20日から25日まで開催される。
ステルス戦闘機「チェックメイト」は、ロシアの国営コングロマリット・ロテック(Rostec)社傘下の「統一航空機製造会社(United Aircraft Corporation)」によって開発された。統一航空機製造会社は2006年、プーチン大統領により、スホーイやミグ、イリューシンなどのロシアの主要な航空機メーカーを統合して作られた国策企業である。
仏RFI(ラジオ・フランス・アンテルナショナル)の報道によると、統一航空機製造会社の責任者であるユーリー・スリューサー氏は記者団に対し、新機体「チェックメイト」は人工知能を含む「革新的なソリューション」を組み込んだ第5世代の軽量単発戦闘機と説明した。試験飛行は2023年を予定しており、量産は2026年から始まるという。無人化した自動操縦型も開発中とのことだ。
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