2021年7月27日、東京の東京国際フォーラムで開催された東京2020オリンピックの重量挙げ女子59kg級で金メダルを獲得し、喜びの笑顔を見せる台湾の郭婞淳選手(Photo by CHRIS GRAYTHEN/POOL/AFP via Getty Images)

東京五輪、日本とIOCで呼び方に違い 「台湾」と「チャイニーズ・タイペイ」

日本代表選手団の快挙が相次ぐ東京オリンピック。7月27日までに、世界の金メダル獲得数でトップに躍り出た。この世界的なスポーツの祭典のかたわらで、台湾に関する呼称をめぐり、日本や台湾、中国本土で議論が起きている。

発端は、日本放送協会(NHK)が開幕式の23日、国際オリンピック委員会(IOC)の呼び方であるチャイニーズ・タイペイを無視して、「台湾」と紹介したことだ。多くの日本人にとって、このチャイニーズタイペイの呼び方は馴染みがない。前回の1964年東京五輪では、台湾は中華民国の旗を持って出場していた。

作家・河崎真澄氏は、「野球やサッカーなど、日本で放送されているスポーツの国際大会では、台湾チームと呼ぶ。今回の東京五輪でも、その表現は自然だ。むしろ、日本人でチャイニーズ・タイペイが正式名称だと考える人はいないだろう」と、米ボイス・オブ・アメリカ(VOA)の取材に述べた。

▶ 続きを読む
関連記事
米銀行大手のJPモルガン・チェース、バンク・オブ・アメリカ、シティグループの各最高経営責任者(CEO)は21日 […]
バイデン米大統領は18日、米CBSテレビのインタビューで、中国が台湾に侵攻すれば米軍が防衛すると明言した。台湾 […]
米上院外交委員会は14日、台湾への関与を強化する「台湾政策法案」(Taiwan Policy Act)を賛成1 […]
台湾の半導体大手、聯華電子(UMC)創業者の曹興誠(ロバート・ツァオ)氏(75)は1日、台湾軍と連携して活動で […]
台湾の民間シンクタンク、台湾民意基金会は16日、ナンシー・ペロシ米下院議長の台湾訪問や中国軍の軍事演習などに関 […]