wizard8492 / PIXTA

中国建築上の十の奇跡(十) ―楽山大仏

楽山大仏は四川省楽山市岷江東岸にあり、大渡河、青衣江という3つの大きな川の合流点に位置します。仏像は唐玄宗開元元年(713年)に彫り始められ、90年余りの時間をかけて、唐徳宗貞元十九年(803年)に完成しました。

石像は崖に彫刻されており、全高71メートル、頭幅10メートル、頭高14.7メートル、足の甲の幅は9メートルと、100人以上が足の甲に座ることが出来ます。石像のバランスが良く、精巧に彫刻されており、見事に荘厳さを表現しています。実は石像には、隠された独創的な排水システムがあります。地元の人々には、石像そのものが山だともいわれています。

楽山大仏は弥勒であり、仏典によれば、「弥勒が現れれば、世界に平和をもたらす」とされ、唐王朝は弥勒を崇拝していました。古代の楽山は岷江、大渡河、青衣江の3つの川が合流する凌雲山麓にあります。川が交わる地点なので、水流が複雑で、頻繁に船の難破事故が起きていました。水難を解消し、旅人と船を見守るため、当時、凌雲寺の住職であった海通法師は比類のない弥勒の仏像を造ることを発願しました。

▶ 続きを読む
関連記事
抗生物質をやめると再発する尿路感染症に悩む高齢女性が、中医学で改善した実例を紹介。鍼灸や漢方、食事・生活習慣まで、再発を防ぐヒントをわかりやすく解説します。
進化論を支えるとされた「生物発生原則」は、本当に科学的事実だったのか。捏造が認められ、何度も否定されてきたヘッケルの「証拠」を史料と研究から検証。常識として教えられてきた説に疑問を投げかける問題作です。
給料日前になると不安になる、そんな毎日から抜け出しませんか。収入に関係なく誰でもできる、家計を整え借金を減らす14の現実的な方法を、今日から実践できる形で解説します。
味噌とヨーグルト、身近な発酵食品が老化やがんリスクにどう関わるのか。最新研究と伝統知をもとに、腸・免疫・ホルモンまで整える食べ方と選び方を、毎日の生活に取り入れやすく解説します。
「胃にやさしい」と信じてきた白がゆ。けれど体質や季節を無視すると、冷えや湿気をため込み、かえって体の土台を弱らせてしまうことがあります。