大紀元時報

ファイザー製ワクチン「接種後6カ月で、有効性ガタ落ち」

2021年8月14日 06時23分
(JACK GUEZ/Getty Images)
(JACK GUEZ/Getty Images)

新型コロナウイルス(中共ウイルス)に対するファイザーワクチン有効性(発症抑止効果)は95%で、現在ある新型コロナワクチンの中で最も高いとされています。

しかし、イスラエル衛生省の最新の統計によると、今年6~7月のファイザーワクチン有効性は「わずか39%に落ちている」と言います。

これについて、専門家は2つの原因があると分析しています。

 

ファイザー製「早く接種するほど効果は落ちる」

イスラエルは昨年12月、ファイザーワクチン接種計画とともに厳しいロックダウン措置をとり、感染拡大は一応の鈍化を見ました。

全国民のワクチン接種率が半分を超えた後、イスラエル政府は徐々に防疫上の制限を解除しました。ところが今年6月、感染は再び拡大。感染者の多くは、すでに2回のワクチン接種を終えた人でした。

イスラエルは今年1月にファイザーワクチンに関する大々的な研究を行っており、5月には医学専門誌に研究結果を発表しています。この研究は今年1月末から4月初めまでのデータに基づいており、ファイザーワクチン有効性は「95%」であることを示しました。
しかし、7月にイスラエル衛生省の最新統計によると、ファイザーワクチン有効性は大幅に低下し「6~7月の有効性は、わずか39%だった」といいます。

イスラエル衛生省の最新統計によると、ファイザーワクチンの保護力は大幅に低下し、6~7月の全体保護力は、なんと39%だった。(健康1+1/大紀元)

 

ワクチン有効性は「時間とともに低下」

6月20日から7月17日まで、イスラエル国内の180万人を対象とする調査の結果、ファイザーワクチンに関して、以下のような変化が見られたといいます。

1、入院と重症化を抑止する効果は、大きな変化なし
1月から4月のデータによると、ファイザーワクチンの入院回避率は97%、重症化回避率は98%であった。同様に6月から7月までは、入院回避率88%、重症化回避率91%であった。

2、ウイルス感染後の発症を抑制する効力が、著しく低下している
  6月以降、発症を抑制する力は、5月以前の97%から40%に低下した。

 

 

 

 

 

1月から7月まで、ファイザーワクチンの入院と重症化を回避する効力について、大きな変化は見られません。(健康1+1/大紀元)

3、ワクチン有効性は時間とともに低下する
  1月にワクチン2回接種を終えた人は、6月から7月時点での有効性が16%に過ぎないことが分かった。
同様に、2月に接種した人は44%。3月に接種した人は67%。4月に接種した人は75%と、ワクチン有効性は時間とともに低下することが分かる。全体としての有効性は39%となる。

ファイザーワクチンは、時間経過とともに、その有効性は大きく低下します。 (健康1+1/大紀元)

4、年齢を問わず、ブレークスルーの発生率が上昇する
2回のワクチン接種を終えたにもかかわらず、ウイルスに感染し、発症する事例(ブレークスルー)の発生率が上昇する。どの年齢層でも、ワクチン接種からの経過時間が長いほど、ブレークスルーの発生率が高くなる。

どの年齢層でも、時間経過とともに、ブレークスルーの発生率が高くなる。(健康1+1/大紀元)

デルタ変異株の強力な感染力

ウイルス学および感染症専門家であり、バイオテクノロジー企業の首席科学者である董宇紅博士は、ファイザーワクチン有効性が大幅に低下した原因について、以下の2点を挙げています。

第一に、ワクチン接種で得られた抗体は、時間とともに消失することです。抗体は代謝によって、時間とともに消えていきます。

ワクチン接種による抗体の最も有効な期間は、2回目の接種から5カ月以内です。その時間を過ぎると、徐々に効力が低くなっていきます。

このため、各国政府はブースター効果を期待して、3回目のワクチン接種を検討しています。しかし、接種回数が増えることによる副反応にも十分注意しなければなりません。
第二に、デルタ変異株ウイルスの感染力が強すぎることです。デルタ株ウイルスに感染すると、体内のウイルス保有量は多く、感染力は更に強いため、人体が本来もつ免疫力の防御線を簡単に突破してしまいます。

オックスフォード大学と中国広東CDCによる共同研究では、デルタ変異株ウイルスが人体の呼吸器にもたらすウイルス負荷は、オリジナル(変異前)ウイルスの約1000倍であることが明らかになりました。
CDC(アメリカ疾病予防管理センター)のローチェル・ヴァレンスキー主任は、デルタ変異株ウイルスを、科学者が知っている「最も感染力の強い呼吸器ウイルスの一つ」と呼んでいます。
デルタ株ウイルスは、現在、米国の主な流行株となっており、確認された診断数は急増しています。
米国は、防疫指針を更新し、マスク着用を復活させることを検討しています。ワクチンを完全に接種した人にも、再びマスクを着用するよう求めるものです。

ヴァレンスキー主任は記者会見で、最大の懸念はデルタ変異株に続く「新たな変異種」が出現することだとして、「次にまた新しい変異種が出てくれば、ワクチンの効力を突破するかもしれない」と述べました。

(文・蘇冠米/翻訳編集・鳥飼聡)
 

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