6月26日、台湾南西部防空識別圏(ADIZ)に侵入した中国軍機。現在、米政府はサラミ戦術で中国に対抗している(台湾国防部)

台湾防衛、米国は「サラミ戦術」で中国に対抗

米メディアのブルームバーグは、台湾問題において、米前政権および現政権はともに、中国が常用するサラミ・スライス戦術(salami- slicing)で中国に対抗していると指摘した。

サラミ・スライス戦術はサラミ戦術とも呼ばれ、敵対する勢力を少しずつ滅ぼしていく手法で、措置を小出しにして、交渉相手から対価獲得や時間稼ぎをするやりかたである。

米国は、1979年に台湾関係法(Taiwan Relations Act)を制定して以来、台湾に対して定期的に武器を販売しているが、台湾の防衛に関しては、常に曖昧な戦略を採用してきた。

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