アフガニスタンからの米軍撤退が最終段階に入った。西側の安全保障当局者が29日、ロイターに明らかにした。写真は28日、カブール空港で監視にあたる兵士ら(2021年 ロイター/U.S. Marine Corps/Cpl. Davis Harris/Handout via REUTERS)

米軍のアフガン撤退が最終段階に、タリバンは空港の掌握準備

[29日 ロイター] – アフガニスタンからの米軍撤退が最終段階に入った。カブール空港で待つ1000人余りの民間人がその前に退避することになると、西側の安全保障当局者が29日、匿名を条件にロイターに明らかにした。ただ、米軍による退避支援作戦の終了日時はまだ決まっていないという。

実権を握ったイスラム主義組織タリバン側は、すでに技術者を揃え、カブール空港の管理権全てを掌握する用意ができていると説明。匿名を条件にロイターの取材に応じた関係者は、「双方が迅速な権限移譲を目指しており、米国からの最終承認を待っている段階だ」と述べた。

米当局者によると、28日時点で空港内には退避作戦に当たる4000人弱の米兵が残っている。退避作戦のピーク時にいた5800人から減少した。

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