研究 ホットドッグを食べると36分寿命が短縮する

米国ミシガン大学の研究によると、何を食べるかによって健康寿命が左右されるようです。 研究の結果、ホットドッグを食べると、寿命が36分短くなり、また、1食分のナッツを食べると、寿命が26分伸びることがわかりました。

この研究で、研究者たちは5800種以上の食品を調べ、健康への負担や環境への影響に応じて等級付けを行ったとFox Newsは報じています。

これらの食品を1食分摂取すると、74分の命の損失から80分の命の増加につながることがわかりました。
砂糖入り飲料、ホットドッグ、ハンバーガー、ファストフードのサンドイッチ等は寿命を縮める食べ物の代表格です。砂糖、加工肉、トランス脂肪などは特に健康に害を及ぼします。

対照的に、果物、非澱粉類の野菜、オートミール、調理済みの穀物を摂取すると、平均寿命がプラスになりました。

例えば、85gの手羽先を摂取すると、ナトリウムや有害なトランス脂肪が含まれているため、寿命が3.3分短くなります。 ビーフホットドッグ1食分は、主に加工肉の悪影響により、平均寿命が36分短くなることがわかりました。

また、1日の摂取カロリーの10%を牛肉や加工肉から野菜、果物、ナッツ類、豆類、魚介類に置き換えた場合、1日の平均寿命を約48分延ばし、二酸化炭素排出量を33%削減できるという研究結果も出ています。

この調査結果を受けて、アメリカの栄養士であるクリスティ・ブリスセッテ氏は、ABCテレビに対し「もし人々が大食い王ジョーイ・チェスナットのように多くのホットドッグを食べなければ、問題はありません。 時には、気分転換にホットドッグのようなファストフードを食べたい時もあるでしょう」と述べました。

ジョーイ・チェスナット氏は、ニューヨークで毎年開催されるホットドッグの大食いコンテストで14回も優勝しています。 今回の大会では、10分間で76個のホットドッグを食べ、これまでの記録を更新しました。

彼は、この大会中だけで少なくとも1094個のホットドッグを食べており、その結果、平均寿命が39,384分(約27日)短くなりました。

研究結果を知った彼は、「面白いね。じゃあナッツを食べて寿命を取り戻すしかないかもしれない」と冗談めかしてツイートしました。

(翻訳 井田)