中国、ドイツ優良企業を相次ぎ買収 ハイテク覇権狙う=報道
ドイチェベレ中国語電子版は5日、中国当局は、ドイツの優れた技術力を持つ中小企業を狙い、買収を進めていると指摘した。米中対立の影響で競争力が低下した製造業を強化するためだという。
報道によると、ドイツの優良中小企業の60%にあたる2000社以上は中国に生産拠点を置いている。これに対して、ドイツに工場を設置した中国企業は4社のみだという。
中国工業情報省などの6省は6月、先進国を追い上げるための策略として、2025年までに重要なハイテク産業において1万社以上の「小巨人企業(高い技術力と成長力を持つ新興企業)」を育てる方針を打ち出した。中国側は、この戦略を通じて、米中貿易戦で国内製造業と関連チェーンが直面している難局を打破しようとしている。
関連記事
米誌「ニューズウィーク」最新号によると、中国国営企業は欧州連合(EU)の14の港を含めて、世界各地で約100の […]
独紙ハンデルスブラット27日付は、同国政府関係者の話として、ドイツ政府は公共安全への懸念から、中国の医療機器メ […]
EUの公共事業入札では、これまで中国企業がよく破格の安値で落札したが、EUの企業は中国の公共事業の入札に参加することが認められていない。EUはこのほど、この「不公平な状況」に対応する新規定を打ち出した。
中国がタイ海軍に販売するS26T潜水艦に、ドイツのMTUフリードリヒスハーフェン社(MTU Friedrichshafen GmbH)のディーゼル・エンジンを装備できないことがわかった。
[ベルリン 27日 ロイター] - ドイツのショルツ首相は27日、連邦議会(下院)で演説し、国防費を国内総生産(GDP)比で2%以上へと大幅に引き上げる方針を表明した。ロシアによるウクライナ侵攻を受けた政策転換の一環。 ショルツ氏は「自由と民主主義を守るために、わが国の安全保障にもっと資金を投じなければならない」と述べた。 ショルツ氏によると、政府は2022年の予算から1000億ユーロを国防費に充