米国務長官、アフガン撤収の正当性主張 共和党は厳しく批判=下院公聴会
[ワシントン 13日 ロイター] – ブリンケン米国務長官は13日、アフガニスタンからの駐留米軍撤収について下院外交委員会の公聴会で証言を行った。ブリンケン氏は撤収の正当性を主張したものの、特に共和党から厳しい批判が相次ぎ、共和党議員の少なくとも1人がブリンケン氏に対し引責辞任を迫った。
ブリンケン長官は、駐留米軍撤収についてイスラム主義組織タリバンと交渉したのはトランプ前政権だったと繰り返し主張。今年1月に発足したバイデン政権は、タリバンが米国人の殺害を再開すると脅したため、撤収について再交渉することは検討しなかったと説明した。
その上で「米軍がより長期にわたり駐留していれば、アフガニスタンの治安部隊や政府がより力強く、自立的になっていたことを示す証拠はない」と指摘。トランプ前政権が5月1日までの完全撤収に合意していたことに触れ、「われわれは撤収期限を(前政権から)引き継いだ。ただし、引き継ぐべき撤収計画はなかった」と述べた。
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