9月13日、ミャンマー国軍のクーデターによって2月から拘束されているアウン・サン・スー・チー氏(76)が、予定されていた法廷審問に健康上の理由で出席できなかったと、司法担当チームの1人が明らかにした。写真は2017年9月、ミャンマーのネピドーで撮影(2021年 ロイター/Soe Zeya Tun)

スー・チー氏が法廷審問欠席、司法担当者は車酔いのためと説明

[13日 ロイター] – ミャンマー国軍のクーデターによって2月から拘束されているアウン・サン・スー・チー氏(76)が、13日に予定されていた法廷審問に健康上の理由で出席できなかったと、司法担当チームの1人が明らかにした。乗り物酔いによるめまいが原因としている。

同弁護士は、スー・チー氏は新型コロナウイルスには感染していないが、長期間乗り物で移動していなかったため気分が悪くなったと説明。ロイターに、「重篤な事態ではない。車酔いし、気分の悪さに耐えられないので休みたいと訴えた」と述べた。

スー・チー氏は非暴力の反独裁運動で過去30年間のほぼ半分を様々な形による拘束下で過ごしており、健康状態が注視されている。

スー・チー氏の外界との接触手段は司法チームを通じたもののみで、同チームはスー・チー氏との接触は制限され、監視されているとしている。

スー・チー氏は14日にあらためて出廷する予定。

同弁護士は13日夜、スー・チー氏の最新の状態を確認できていないとしながらも、病状は軽いと繰り返した。

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